チェンソー刃の新しい刃のときは、自然に刃が入っていきよく切れます。
しかし長く使っていくとチェンソー刃がコンクリー片や岩、針金等に
当たったりして刃先が、欠けたりしたりして長く使うと刃先が丸くな
ってキレ味がおちてきます。
落ちてくると自然に入れ込む力が大きくなり無駄な労力を要します。
従って、刃先はいつも万全の状態にしてないと、いけません。
丸ヤスリでの刃研ぎを紹介してみます。
1.丸ヤスリでチェンソー刃の研ぎ方スタイル
・ソーチェンの型式 オレゴン25AP
・ヤスリの呼び径 4.0mm
1)ソーチェーンにセットしたの研ぎ方(保護手袋を装着します)
①ソーチェーン刃の手前に上図のようにおき、丸ヤスリの直径の1/5
が、ソーチェン刃の上に出るようにセットします。
②手前から、まっすぐ押して研磨します。奥まで行けばヤスリを外して
最初に戻ります。
この操作を繰り返し行いソーチェーン刃を鋭利に研磨します。
2)予備品のソーチェーン刃を研磨するとき(保護手袋を装着します)
①6センチ径位の角材を準備します。
②刃を角材の端にかけて、垂れ下がったチェーンの下側を手で縛り固
定します。
③ソーチェーン刃に丸ヤスリをセットし、刃に沿って手前からまっす
ぐ押して研磨します。
奥まで行けばヤスリを引き戻してはいけません。
上に揚げ、最初の状態から研きに入ります。
この操作を繰り返し行いソーチェーン刃を鋭利に研磨します。
2.キレ味の悪い刃の状態とは(研ぎが必要な刃の状態)
※悪い刃の例
1)キレない理由を挙げてみると
①正面からみて刃の底部が鋭角な刃になって無く、この形の刃では切
れないですね!
刃の底部を研かないといけないのに刃の上部が研いてあります。
(誤ったヤスリがけです)
刃を正面からみて、上部の刃の横ラインがわかると、研磨不良です。
薄い正面ラインになるまで、研磨します。
(横直線が無いぐらい・見えないぐらいまでに)
新品の刃の形となるよう、ヤスリ棒で強く押し研ぎます。
前面の刃形が鋭利になるまで、底面を研ぎ鋭角な刃にします。
②木を実際にに切ったとき、切粉の大小で研磨具合がわかります。
キレ味が良ければ、大きなけずり状になり、研磨が不良のときは小さ
な粉状になりますよ!
3.切れ味のよい刃の状態とは
3.1 研磨した刃
※ 刃の底部がしっかり研いであり、刃を正面からみて横ラインが見
えないぐらいまで鋭利な状態までに研ぎます。
3.2 新品の刃の状態
1)上の画像は新品の刃の状態です。
2)目立てを行い、最終の刃の形は、このような形状にすれば、チェ
ンソー刃が生木に、押す力は加えず添えてるだけで切断してくれます。
3)画像よりカッター刃が鋭利に研がれています。
4. まとめ
1)チェンソーはソーチェーン刃の目立てが、一番重要なメンテナンス
です。
切れないと無理に刃を押し込む等労力と時間を要し、体力が消耗します。
加えて混合油代・オイル代・電気代の増大にもなります。
2)使用後または空き時間にソーチェーン刃の点検掃除を行いましょう。
3)ソーチェーンの研磨の基本は刃の裏側を丸ヤスリでけずり、正面か
ら見て刃の横ラインが、わからなくなるまで研磨します。
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