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雛まつりの由来と意味、現在行われているイベント模様は?

ひなまつり
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もともとの雛祭りは現代とは全く違った形の行事でし

た。諸説ありますが、中国からはいってきた行事で、

人形は使い捨てだったと言われています。貴族の遊びや日

本の価値観などと合わさって現代の形になりました

華やかな七段飾りの法則や雛祭りの歌、雛まつりの食べ

物などについても紹介します。

 

雛まつりの歌というと「うれしいひなまつり」があまり

にも有名ですが、それ以外にも雛祭りを祝う歌はあります。

雛祭りは時代や地域などで祝い方や風習の違いがありま

すが、そのどれもが女の子の健やかな成長と幸せを願っ

ていることに変わりはありません。

 

 

 

 

 

 

1.雛まつりの由来

知っているようで以外と知らない雛まつりの由来について紹介します。

 

1.1中国のイベントが由来

諸説ありますが、有力な説は雛まつりの由来は中国のイ

ベント、「上巳(じょうし)の節句」です。

 

上巳の節句」は邪気や厄を払うための行事で、人形に

自分の邪気を映してに流します。これが「流し雛」とな

り、「雛まつり」へとなったのです。

 

1.2流し雛からひな遊びへ

流し雛は当初、人形は使い捨てでしたが、段々と人形が

豪華になり、川に流すのではなく、家に飾るようになり

ました。やがて、貴族の間に流行っていた人形遊び、

ひな遊び」と混ざって雛まつりへとなりました。

 

1.3雛遊びから女の子の健やかな成長を願う行事へ

江戸時代になると、雛まつりの日は3月3と定められ、

女の子の健やかな成長、そして幸せを願う日として定着しました。

 

 

 

2.七段雛飾りについて

華やかな雛飾りについて紹介します。

 

2.1 1段目 男雛・女雛

男雛は冠をかぶり、手には笏(しゃく)、左腰に刀です。

女雛は広げた檜扇(ひおうぎ)を持ちます。

 

2.2二段目 三人官女

三人官女は全員立っている場合と、真ん中だけ座ってい

る場合があります。中央の官女が三方、向かって右が長柄

銚子(ながえのちょうし)、左が加銚子(くわえのちょ

うし)を持つのが一般的です。

※長柄銚子・・・柄の長い銚子・お祝いなどのときに用いられ松竹梅・鶴亀などの模様のあるものが多い。

 

2.3 三段目 五人囃子

向かって右から謡い(うたい)、横笛、小鼓、大鼓、太

鼓と並べます。左へ行くほど大きな楽器です。

 

2.4 四段目 随身(ずいしん)

随身は御所の警備の武官のことです。向かって右が左大臣

(老人)、左が右大臣(若者)になります。左右が逆なの

は雛たちから見ての左右だからです。

 

2.5 五段目 支丁(しちょう、じちょう)

三人上戸とも呼びます。向かって左から台傘、沓第、立傘

を持ちます。掃除道具を持つ場合もあります。

そして、左に橘、右に桜を飾ります。

三人上戸(さんにんじょうご)・・・怒り上戸・泣き上戸・笑い上戸の3人

※橘(たちばな)ミカン科の常緑の小高木・日本唯一の柑橘系類とされ四国・九州・沖縄に自生します。

 

2.6六段目 ひな道具

上級武家の婚礼道具になぞらえたものです。箪笥、長持、

挟箱(はさみはこ)、鏡台、針箱、火鉢、衣装袋、茶の

湯道具などになります。

 

2.7 七段目

中央に重箱、向かって左に御駕籠(おかご)、右に御所車です。

 

 

 

 

 

 

3雛まつりの歌

雛まつりにちなんだ歌を紹介します。

 

3.1「うれしいひなまつり」https://www.youtube.com/watch?v=cMSDUMoPRXM

あかりをつけましょ、ぼんぼりに~」は1935年、サト

ウハチローが娘に雛人形を買った際に作詞したと言われ

ています。雛祭りの歌の定番です。

三人官女から姉を連想する歌詞については結婚を控えた

18歳のときに結核で亡くなったサトウハチローの姉を忍

んでいるという解釈もあります。

 

3.2「雛祭りの宵」https://www.youtube.com/watch?v=YRW0t6lnOUE

ぼんぼりに灯を入るるとて~」は作者不明の童謡です。

日本独自の和音階で作られています。落ち着いていて雅な

雰囲気がある雛祭りの歌です。

 

 

 

 

 

 

4.雛まつりの食べ物

雛まつりにちなんだ食べ物を紹介します。

 

4.1ちらし寿司

ちらし寿司は様々なグザイを混ぜ合わせて作ることから

将来食べるものに困りませんように」という願いが込

められています。近年はケーキのようにデコレーションすることも。

 

4.2蛤のお吸い物

蛤のお吸い物は「蛤の貝殻のようにぴったりと人と添い

遂げられますように」と願いが込められています。2~4

月は蛤の旬でもあります。

 

4.3ひなあられ

菱餅を食べやすいように砕いたのが始まりと言われてい

ます。三色の場合赤は生命エネルギー緑は木々の目好

白は雪を表していて、「自然からのエネルギーで健

やかに成長しますように」という願いが込められています。

 

4.4色の雛あられは四季を表していて、意味は「一年を通

て健やかに」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

5.まとめ

 

1)雛まつりは中国の厄落としの行事が由来とされていま

す。もともと、雛人形は使い捨てでした。現在の形で祝わ

れるようになったのは江戸時代以降です。

 

2)7段のひな人形はそれぞれ置き場所や持つ場所は決ま

っています。雛人形視点での左右と、人間にとっての左右

に注意しましょう。持ち物や置き方は地域差が少々あります。

 

3)ひなまつりの歌は「うれしいひなまつり」が有名です

が、それ以外にも歌があります。

 

4)ちらしずし、蛤のお吸い物、雛あられなど雛祭りに関

わる食べ物はどれも華やかです。しかし、そのどれもが女

の子の健やかな成長、そして幸せが願われています。

 

 

 

 

 

 

 

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