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「梅の花は早春に一番ふさわしいと言われています」その、言われとは?

早春
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梅の花言葉に「不屈の精神」と「高潔」があります。

 

冬の寒い時期を耐え寒さがゆるめば、蕾で身をガッチリとガードし

暖かくなってくれば蕾が開き綺麗な花が登場します。

 

梅はこのように極寒の冬を強い精神力で耐え忍んで、元気一杯に開花


するから「不屈の精神」を持っていると言われるのでしょうか?

 


また見るからに凛としていて鮮やかな花びら、そして人の気持ちを和

ませてくれるやさしさ、利欲心を動かされない清潔さがあり、

高潔とも言われてます!

 

 

梅は百花に先駆けて年の最初に咲き、桜などに比べ休眠が浅いため

 

に、開花時期天候によって大きく左右されます。

 

今年(2021)は、年始めから大雪が降り、平均気温も低めで推移して

いますので開花はやや遅れ気味となりそうですね!

 

しかし、品種によっては若干の開花時期に差があるようですね!

 

梅の花の見頃は2月中旬から3月上旬で多くの品種が咲き誇ります。

 

「梅は早春に一番ふさわしい花と誰もが思っています」


なぜそうなのか、紹介してみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1. 梅は花、香り、実の3種が楽しめる庭木

 

梅は中国原産の落葉高木です。

初春のまだ緑も花も少ない時期の庭で香りの良い花を咲かせてくれます。

まだ寒い季節に鼻先をかすめるようにふわりと梅の香りが流れてくる

と、春が近いことを感じます。

梅はバラ科サクラ属の庭木ですが、桜と違い香りがよいのも特徴です。

梅は花、香り、実の3種が楽しめる理想的な庭木です。

 

 

 

 

2.梅の特徴

2.1 梅の概説

梅は、初春のまだ寒い時期に香りのよい花を咲かせる落葉高木です。

日本には中国からかなり古い時代に薬用として渡来しました。

梅の樹高は10mに達しますが、3~5m程度で管理され、古くから花、

香り、果実の3拍子揃った春を告げる落葉花木として全国各地で植栽さ

れ広く親しまれています。

 

梅の枝は広く張り、葉は長さ5~8cm程度で二重鋸歯があります。

花は2年枝の細く短い枝に2.5センチ程度の花をつけ、品種によって

開花期に違いがあります。

 

性質上、野梅(やばい)性・緋梅性・豊後性・杏(あんず)性の4系統

に分けられますが園芸上は花を観賞する梅と果実の収穫を目的とする

梅に分けられます。

果樹としては各地に産地があり、観賞樹としては庭や公園に春を告げ

る木として好んで植えられます。

また、梅は花もの盆栽の代表格でもあります。

 

 

2.2 花梅は花を楽しむために栽培される梅

花梅とは、花を観賞することを目的としして改良された品種で、花の

色や香り、咲き方、樹形を楽しむものです。

果実は食用に不向きか、あるいは食べてもおいしくないような品種が

多いようです。

花はふっくらとした八重咲きや濃いピンク、淡いピンク、白の他に複色

もあったりと豪華です。

 

2.3 実梅は実をとるために栽培される梅 

実梅とは実をとるために栽培される梅 南高(なんこう)豊後(ぶ

ご)梅など。

 

実梅は果実の収穫を楽しむことを目的とされる品種を指しますが、実

梅も香りの良い観賞価値のある花を咲かせてくれます。

せっかく、庭に梅を植えるなら花も実も楽しめる品種を選びたいもの

です。

梅の花、香り、果実をすべて楽しみたいと思うのは決して欲張りのこ

とではありません。

梅は自家受粉しにくい為、確実に果実を収穫したいのであれば2本以上

を植えた方がよいと言われています。

梅の実は花後すぐに膨らみを始め、初夏には丸く大きくなります。

梅酒にするのも梅干しにするのも、まだ青いうちに収穫します。

そのままほっておくとあんずのような、オレンジ色に熟していき、ふ

れるとぶよぶよと柔らかくなります。

柔らかくなるまで熟した果実は梅ジャムにするのもよいでしょう。

あるいは木に残しておいて鳥にプレゼントしてあげるのも楽しみの一

つです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3.白梅の種類を紹介

3.1

白花を咲かせる梅の種類をいくつか紹介します。

梅は非常に品種が豊富なため、とても網羅できるものではありません。

ほんの一部、紹介します。

1)冬至梅(とうじばい)

①冬至(12月22日)の頃から咲き始めるからというのが名前の由来です。

 

2)春日野(かすがの)

①丸いきれいな花の形が魅力的な白梅です。

②ほんのりピンク色に色づいた蕾も可愛らしい。

 

3)内裏(だいり)

①八重咲きの白梅種。

②花つきが良くとてもいい香りです。

 

4)緑萼梅(りょくがくばい)

①白梅の花は萼(がく)が赤いのでうっすらと赤味がかって見えるの

ですが、緑萼梅は萼がグリーンなので花もすっきりとした白に見えます。

②明るいグリーンの萼です。

③すっきりした白が際立ってきれいな花です。

 

 

 

4.紅梅の種類を紹介

4.1

赤い花が咲く梅を総じて紅梅と呼びますが、実際にはその赤にも色々

あります。

明るい赤、暗めの濃い赤、ピンク色、そんな種類豊富な紅梅の一部で

すが紹介します。

 

1)八重寒紅(やえかんこう)

①赤というよりマゼンタピンクといったところでしょうか。

 

2楠玉(くすだま)

①優しいピンク色の紅梅です。

②花びらの重なりのボリュームの多さが魅力です。

 

3)鹿児島紅(かごしまこう)

①深紅と言ってもいいくらい真赤な紅梅です。

②多くの花が咲く梅林の中でも人目を引く花です。

 

4)八重旭(やえあさひ)

ふっくらと丸みを帯びたフォルムと淡いピンク色が可愛らしい梅の

花です。

 

 

5. 蝋梅(ろうばい)

 

5.1 真っ先に咲く黄色の蝋梅

 

ロウバイ科の2mから4mほどになる落葉低木で、別名・唐梅(カラ

ウメ)と呼ばれ、その名の通り中国原産の樹木です。

12月~2月に、良い香りのする花を咲かせます。



 

 

 

 

6. 梅の花が早春に一番ふさわしい言われは

6.1

早春に一番ふさわしい外的要因として、梅は品種・種類が多いです。

ということは当然、花の形や色彩も違ってきて色々の組み合わせで

ラエティーに富んで飽きさせなくなります。

そういう模様が、早春にふさわしい花になるのではないかと思います。

 

内的要因としては平安時代の菅原道真が梅をこよなく愛した歌からも

推測されます。

年始めの冬の寒い中で凛として咲く紅梅や白梅に向き合いプレスリー

のSongではないですが「好きになられずにはいられない{愛(め)で

さずにはいられない)}」と思いを持たれたのでしょうか?

「色香を愛(め)でるのも悪くない」と言われたように思えます。

そういうことより「梅が早春に一番ふさわしい」と述べられたと推察

します。

 

7. 三大天神様と梅まつり

7.1 三大天神様

梅の名所で三大天神様は山口県の「防府天満宮」京都の「北野天満

宮」福岡県の「太宰府天満宮」であり各所で梅祭りが行われ、コロナ

禍ではありますが、入試も近いので「学問の神様」にお参りする方々

わっています。

 

古くからなじみ深い梅は品種で実に500種類を超えるとされています。

近縁種である物と自然に交雑、または改良のために人工的に交雑され

いるので増えたようです。

そんなに品種あるとはビックリ 驚きであります。

 

 

 

 

7.2

実梅を収穫したシーズンオフの梅はただの枯れ木ようで目立ちませ

ん。しかし寒さ残る早春になれば、梅花は黄色・白色・ピンク・紅の

輝きで皆を感動させ、鮮やかさのなかに、すごくであります。

 

 

8.菅原道真と和歌

 

8.1

平安時代の菅原道真は梅を好まれ愛されていたことが色々来事

から伝わってきます。

道真が梅をこよなく愛していたことは、彼の詠んだ和歌から切実に感

じます。

 

5歳時の和歌に 「美や 紅の色なる 梅の花

          あこが顔にもつけたくぞある」があります。

意訳

美しいなあ 紅色をした梅の花は 自分のほっぺにも つけたくなっ

ちゃうよ。

 

あこ(阿古)・・・道真の子供のころの名前

 

8.2

道真が大宰府に左遷される際に詠んだ和歌

東風吹かば にほひおこせよ 梅の花

           主なしとて 春を忘れるな

(意訳)

春の風が吹いたら その香りを太宰府まで 届けておくれ 梅の花よ

私がいないからといって 春を忘れるんじゃないぞ。

 

※道真は梅木が寒い冬を越して、じんわり蕾を開いて開花する瞬間の

季節的には早春が特にお気に入りではなかったかと推察します。


早春に一番ふさわしく似合う花は梅と呼ばれています!

道真は5歳のときに梅の美しさを歌にしていますから、本当に梅の素

晴らしさに感動されたのでしょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

9.まとめ

 

9.1

日本の早春に最もふさわしい、最も似合うのは梅と呼ばれています

が、ぜそう言われるのでしょうか?

 

時に雪をかぶって懸命に咲く梅がみられます。

しかし、その雪が冬ではなく早春を感じさせるのが梅のパワーでし

ょうか?

 

開花している梅に雪がシンシンと降りかかる景観は情緒がすごくあり

ますね!

 

それから、鮮やかさが目に染みるピンクや紅梅、そして清楚で凛と

して青空に映える白梅、また空から覆いかぶさるような、枝垂れ梅も

包んでくれるようなやさしさで感動します。

これら数種類の梅のグラデーションも梅まつりの魅力ですね !

 

 

 

梅自体が持っている外観の鮮やかさ・美しさが早春の寒い時期に

い、ふさわしい花であると感じます。

 

9.2

厳しい寒さがまだ続きながらも春の兆しが見えるこの時期に春一番

花が咲き始める2月1日の誕生花はウメ(梅)。

 

ウメ(梅)の花言葉に「不屈の精神」「高潔」があります。

色別の花言葉に紅は優美で、白は気品とあり、ピッタリ!

 

9.3

道真は梅木が寒い冬を越して、じんわり蕾を開いて開花する瞬間の

季節的には早春が特にお気に入りではなかったかと推察します。


早春に一番ふさわしく似合う花は梅しかないのではないかと思います!

 

道真は5歳のときに梅の美しさを歌にしていますから、本当に梅の素

晴らしさに感動されたのでしょう!

 

9.4

 

寒さの中を凛として独り咲く梅の姿は美しい。

春はまだ遠い。こちらも独り、早咲の枝に端然(たんぜん)と向き合

い色香を愛(め)でるのも悪くない。

愛でるという言葉もいいですね!

美しさを味わい、感動することとあります。

 

 

 

 

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