新型コロナウイルスの自然宿主はキクガシラコウモリか?

 

 

 

 

 

世界には約960種類のコウモリが生息していて、日本でも35種類のコ

ウモリが確認されています。

意外にも多くの種類のコウモリが日本にもいますが、普段飛んでいる

のを見たり、また家に住み着いたりするのはアブラコウモリがほとん

どです。

コウモリは鳥類と思われるでしょうが、鳥類ではなく哺乳類にあた

ります。

 

コウモリは「不気味な・・」というイメージがしますが!

スタイルから?そうですね!翼からでしょうか?

 

ちなみにコウモリは「BATMAN」というアメリテレビカ映画がありま

したね!

正義観あふれ、黒マントで黒のスポーツカーで疾走するあのテレビ映

画はさすが、格好よかったですけど!

 

そんなコウモリが新型コロナウイルスの自然宿主であるとあります。

 

新型コロナウイルスの感染源要因にコウモリが疑いをかけられて悪者

扱いもされています。

 

日本にいるコウモリ全般の生態・特徴や新型コロナウイルスについ

引用元:日本のコウモリ図鑑 https://mailsrv.nara-edu.ac.jp/~inoue/NNM/bat/batitiran.html

て紹介してみます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1.コウモリの生態と特徴 6種類

 

1.1 アブラコウモリ 

1)市街地で見られるコウモリです。

2)日本では唯一家を住み家にする種類

3)体が小さく運動能力が高いため1.5cmのわずかの隙間でも屋内に入

りこむことができる。

4)夜行性で日没後に採餌します。

5)蛾・ハエ・カメムシ・ハチ類などを捕食する食虫性です。

6)鳴き声「チッチッチッ」「ツッツッツッ」と鳴きます。

 

 

1.2 オガサワラオオコウモリ

1)小笠原諸島や南西諸島しか生息せず、絶滅寸前のコウモロリで国の天

然記念物です。

2)見た目から空飛ぶキツネ、食性からフルーツコウモリとも呼ばれ、

大型のコウモリです。

3)植生は植物食で、夜行性で昼間は樹上にぶらさがっています。

4)鳴き声「チッチ・チーチ」という鳴き声。

 

 

1.3    カグラコウモリ

1)八重山諸島に分布している、唯一の熱帯系のコウモリです。

2)昼間は洞窟などに生息し、1000頭を超える大集団をつくることも

あります。

3)最大の特徴は鼻の形で、鼻の部分がひだ状に広がっており、可愛い

とは言い難い顔をしています。

4)鼻の形が神楽のお面に似ているからカグラとついたようです。

5)鳴き声{チチチチ…チチチチ」

 

 

1.4 ニホンウサギコウモリ

1)大きく折れ曲がった長い耳が特徴なので多種との識別は簡単です。

2)採餌(さいじ)の際は大きな耳を伸ばし、前傾姿勢で地表や樹幹に

潜む昆虫などをホバリングしながら捕獲する。

3)飛ぶ速さは遅いです。

4)生息地 北海道・本州(中国地方除く)

5)鳴き声「キッ・キッ・キッ」

 

1.5 キクガシラコウモリ

1)昼間は洞窟やトンネル、家屋などに数頭から数百頭の群れで休息し

ています。

2)夜間になると単独で飛翔して採餌場所に行き低空をゆっくり飛行し

ながら蛾やゲンゴロウ・コガネムシなどの甲虫から蝉やアブなどの大

きな昆虫を捕獲します。

 

3)2002年から2003年にかけて集団発生したSARSに極めて似たコロ

ナウイルスが中国のキクガシラコウモリから検出され、自然の宿主で

あるという由来の有力な証拠とされた悪名高きコウモリです。

 

4)生息地 九州から本州まで分布しています。

5)鳴き声 超音波のような鳴き声

6)鼻が菊の花に似ていることからキクガシラコウモリという和名が付

きました。

 

1.6 オヒキコウモリ

1)その名の通り、尾を引きずって歩くすがたからこの名前がつきました。

2)食虫性のコウモリの中では最も大型の種類です。(オオコウモリは植物食)

3)飛行能力が高く、飛ぶスピードは160km/hに達するといわれてい

ます。

4)日本の各地で確認されていますが、絶対数が少なく、研究が進んで

いない絶滅危惧種です。

5)北海道から九州まで広く分布しています。

6)鳴き声「チッ・チッ・チッ」という鳴き声。人にも聞こえる場合が

あります。

 

 

 

 

 

 

2.コウモリ(BAT)の生息地はどこ?

 

こうもりの生息数も減少してきたのでしょうか?

居住地ではコウモリを見たことはありませんし、洞窟とか山に生息

ているのでしょうか?

近年はほとんど見かけなくなりました。

 

こうもりの生息地は市街地を中心に日本全国で広く分布していて、

日本に存在するこうもりは35種類と言われています。

その中でも民家に住み着くこうもりはただ1種類で「アブラコウモリ」

と呼ばれているコウモリです。

アブラコウモリは別名「イエコウモリ」とも呼ばれています。

体長はわずか4.5センチ程度で、体重はわずか10gほどと軽く全体的に

黒色か暗い灰色しています。

餌でもある虫がいなくなる冬は冬眠して夏になると子供を産むと言わ

れています。

 

アブラコウモリはなぜ民家に住みつくのでしょうか?

私達人間が暮らすところが安全で快適だからと言われています。

 

コウモリが住み着きやすい場所は? どうして住宅にが出るの?

夜行性のため、日中は明かりの入らないような場所で寝ていることが

ほとんどです。

生息地は洞窟だというイメージは必ずしも間違いありません。

ところで、洞窟よりも住宅のほうが安全だとわかると、家に住み着い

てしまう心配があります。

特に雨戸の戸袋や薄暗い屋根裏などを好むようです。

小さな生き物ですからわずかな隙間から侵入して、人間の家に入り込

んできます。

こうしてコウモリが住み着いてしまうと、いったいどうなってしまう

のでしょうか?

住み着いてしまうと、糞(ふん)による被害が出てきてしまいます。

これは糞の異臭被害だけでなく、ダニ等の発生原因になってしまうの

です。

 

 

自宅にコウモリが住み着いても駆除はできません。

コウモリを見つけても捕まえたり駆除したり、命を脅かす行為をして

はいけません。

自分たちで駆除できない理由が2つあります。

1つ目はコウモリが病原菌を持っているからです。

海外ではコウモリによる病気感染が数多く報告されています。

一時期話題になった「SARS(重症急性呼吸器症候群)」の感染経路も

コウモリだったといわれています。

そうしたウイルス感染を防ぐために、捕獲、駆除できないことになっ

ています。

 

2つ目の理由はコウモリが「鳥獣保護法」で守られているからです。

鳥獣の保護及び管理並びに狩猟適正化に定められているので、コウモ

リを、飼育したり、捕獲したり殺してしまうことは禁止されています。

鳥獣保護法の放棄を破ってしまった場合は、1年以下の懲役または百万

円の罰金を支払わなければいけません。(鳥獣保護法83条の1号より

 

 

 

 

 

 

 

 

3.日本コウモリの概況

3.1

新型コロナウイルスは中国のコウモリから別の動物を介して人間に広

がった可能性が指摘されています。

東京大の村上晋准教授(ウイルス学)らの研究チームは日本固有種の

コウモリからも似たウイルスを検出したと、米疾病対策センターの専

門誌に11月26日までに発表しました。

 

人の細胞に感染しないため、村上さんは「新型コロナの直接の起源で

はない」とみているが、日本で人畜共通感染症が生じないよう「野

生動物にどんなウイルスがいるのか、人に広がる可能性など、詳しく

調べる必要がある」と話しておられます。

 

ウイルスは、2013年に岩手県の洞窟で捕獲したコキクガシラコ

モリのふんから見つかったといいます。

 

 

 

 

 

3.2

(CNN) 中国の湖北省武漢で発生した新型コロナウイルスについ

て、感染症の専門家から、コウモリが感染源となった可能性を指摘す

る声が出ています。

 

非営利団体「エコヘルス・アライアンス」のピーター・ダスザク代表

は「新型ウイルスの遺伝子配列を調べ、既に知られている全てのコロ

ナウイルスと照合した場合、最も近いのはコウモリ由来のウイルス

」と明らかにしました。

 

中国疾病対策センターの研究者も29日、英医学誌ランセットに論文

を発表し、これまでに得られたデータはコウモリを最初の宿主とする

ウイルスと一致していると指摘しました。

 

コウモリはマールブルグウイルスやニパウイルス、ヘンドウイルス

どの保有宿主と考えられてきた。

エボラウイルスや狂犬病、SAR(重症急性呼吸器症候群)、ME

RS(中東呼吸器症候群)についても、コウモリが自然宿主とみられ

ています。

SARSとMERSの原因となったのはコロナウイルスで、武漢で発

生したものと類似しています。

 

感染は中間宿主を介して広がるケースが多い。2003年のSARS

の場合はジャコウネコその後発生したMERSの場合はラクダがウ

イルスを媒介しました

 

こうしたウイルスは動物から人へ感染するため、研究者は「人獣共通

ウイルス」と呼んでいます。

 

中国疾病対策センターの研究者は、データを分析した結果、コウモリ

から別の野生動物を介してウイルスが人間に広がった可能性が示され

たと指摘しました

感染が広がった海鮮市場でコウモリが見つかったり販売されたりして

いた事実はないと言ってます。・・・ ?

 

 

 

 

 

3.3 動物を飼育する方向けQ&A(新型コロナウイルス感染症)

                   令和 2 年 4 月 15 日

 

問1)飼育しているペットに感染しますか?

 

 答1) これまでのところ、海外では新型コロナウイルスに感染したヒ

トからイヌ、ネコが 感染したと考えられる事例が数例報告されており

ます。

また、動物園のトラでの感染 (飼育員から感染したと推察されてい

る)事例も報告されています。

ただし、新型コロナウイルスは主に発症したヒトからヒトへの飛沫感

染や接触感染 により感染することが分かっており、現時点で動物での

感染事例はわずかな数に限られています。

 

 問2)感染した動物での症状はありますか?

 

 答1) これまでのところ、イヌでは明確な症状は確認されていません

が、ネコでは呼吸器 症状・消化器症状があったとの報告があります。

 

 問3)飼育しているペットから人が感染した事例はありますか? ま

た、ペットを飼育する上で注意すべきことはありますか?

 

 答1) これまでのところ、新型コロナウイルスがペットから人に感染

した事例は報告されて おりません。

しかしながら動物由来感染症の予防のため、動物との過度な接触は控

えるとともに、 普段から動物に接触した後は、手洗いや手指用アルコ

ールでの消毒等を行うようにしてください

特にペットの体調が悪い場合はできる限り不必要な接触を控えましょう

 

 

問4)新型コロナウイルスはコウモリ由来というのは本当ですか?

 

 答4) 新型コロナウイルスの自然宿主は現時点では不明です

その遺伝子配列がコウモリ由 来のSARSコロナウイルスに近いた

め、コウモリがこの新型コロナウイルスの起源 となった可能性が考え

られていますが、明確なことはわかっておりません。

 

 

問5)犬を飼育していますが、狂犬病のワクチンは 6 月 30 日までに

打たないといけな いのですか?

 

 答5) 犬を飼育されている方は、狂犬病予防法に基づき毎年4月1日

から6月 30 日までの 期間に予防注射を受けることとされています。

 

しかしながら、今年は、新型コロナウイルス感染症に係る感染拡大状

況等を踏まえ、 感染症のまん延防止の観点から7月以降に受けること

も可能とする方向で検討を進め ておりますので、慎重に対応していた

だきますようお願いいたします。

動物病院を受診 する際は待合室での混雑を避けるため事前に電話連絡

で相談するなど、集団感染を防ぐ ための配慮をよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

4.まとめ

 

4.1

1)中国・湖北省の武漢で新型コロナウイルスが発症し流行り、全世界

に大流行しています。

 

2)現在、武漢では流行は収まっているようですが、

2020.12.20現在世界では

 

感染者数 7634万7148人 死亡者数168万6873人(死亡率2.2%)

回復者総数4308万9291人

 

日本感染者数19万6815人  死亡者数2749人

(12月21日現在で感染者数20万人突破しました)


国別感染者数(多い3国)は以下です。

1.アメリカ 17,655,591人

2.インド  10,031,223人

3.ブラジル      7,213,155人

 

世界の感染者数多い順はアメリカ・インド・ブラジルです。

 

 

4.2

1)自然宿主とは自然界で寄生体(ウイルス)と一緒に共生している宿

主です。

 

2)細菌やウイルスなどの寄生体は、通常、自然宿主(例えばコウモ

リ)には無害だが、他の生物(例えばハクビシン・らくだなどの動

物)に侵入すると疫病(伝染病)の原因となることがあります。

 

このコウモリ(キクガシラ?)が自ら持っているウイルス(新型コロ

ナ?)が他の動物内(・・・?)に侵入すると疫病を起こす恐れがあ

ります。

 

4.3

1)新型コロナウイルス感染原因がまだはっきりわかっていません。

 

①武漢の海鮮市場に出してあったコウモリに自然宿主しているウイル

スなのか?

②武漢の海鮮市場に出してあった動物(コウモリから感染した)から

のウイルスなのか?

 

2)コウモリの糞(ふん)には十分注意が必要であります。

①洞窟の糞から新型コロナウイルスに似たウイルスが見つかりました。
{村上晋准教授の分析から)

 

 

 

 

3)もしコウモリを見つけたなら、コウモリの巣がどこにあるのか、

探索してみましょう。(鳥獣保護法83条1号)

 

4)現代社会では、ウイルスはこれまで抗生物質(ワクチン)と抗って

鍛えられており、攻撃してくれば交わす術(変異)をウイルスはわか

っているようで、更に違う方法を見つけて攻撃してくるように見受け

られます。

 

良いワクチンができれば、ウイルスは抗って更に強く成長します。

 

イタチの追いかけっこ」となっているようです。

 

   ウイルスとワクチン(抗生物質)は!

 

 

新型コロナウイルスの感染経路が早く解明されることを望みます。

 

 

作成者: syuchan13

チャレンジ! この精神で! いろいろ役に立つことを発信していければと思います。

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